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INTERVIEW インタビュー

TOP > ボルボ・トラック > インタビュー > vol.4 新型・旧型の違いについて

vol.4 新型・旧型の違いについて

参加メンバー

サービス部 岡部 泰星

営業部 光實 結地

ボルボ・トラック
事業部 次長
杉村 淳

--こちらが最後のテーマになります「新型・旧型の違いについて」お話をお聞かせいただければと思います。
まず「エクステリア」で触れているお話もあると思いますが「外装」という点で、新型と旧型を比較して、大きく異なるポイントを教えてください。

光實

新型と旧型でのポイントでは、色々と細かいところが変わっているんですけど、大きく変わったのは「ヘッドライトの形状」と「ミラーの形状」この2つですかね。外装に関しては先に色々と話してしまったのですが(vol.1エクステリアについて)、細かいところで言うと「グリル塗装」や「エンブレム」ですね。エンブレムはサイズが大きくなったのと、材質もステンからクロームメッキに変更されました。ステンだとちょっとギラついた雰囲気だったんですけど、クロームメッキに変わって前よりも少し落ち着いた、シックな印象になっています。
もっと細かく言うと、フロントのグリルの下にステップ…収納式のステップみたいなものがあるんですよ、普段は収納していて使うときだけ前に倒すんです。フロントガラスを拭いたりする時に使うんですが、このステップの上下にクロームメッキが付きました。本当に細かい変化なんですけど、前はただの樹脂だったので。

--なるほど。本当に細かいところまでこだわって造られていることが伝わってきますね。

光實

あとは…そう、スペアタイヤが搭載できるようになりましたね。2014モデルでは吊れてたんですが、2018モデルは吊れなかったんですよ。今回からまた搭載できるようになりました。タンク、バッテリーの位置も変更されましたね。

岡部

僕も似たような話になっちゃうんですが、グリルが塗装されたことによって、キャブサスっていうキャブの揺れを軽減するサスペンションというのがあるんですけど、それのエアが漏れてないかを確かめる時に薬品をかけて泡が出ないかみたいな確認をするんですね。その時ここが樹脂の場合はカバーをしないと、薬剤が飛び散った時にそこが白く焼けちゃう恐れがあるんです。それが今回のモデルから塗装されたことによって、万一薬品が飛び散っても変色しなくなったのは、整備士目線では有り難い変更ですね。

--整備がしやすくなったのですね。

岡部

そうです、そうです。他に光實さんが話したこと以外で言うと、サイドのウインカーの形状が少し変わりましたね。これは僕の個人的な意見なんですけど、前から見た時にボコッって、今まで飛び出てたのがシュッとした形になり、位置もちょっと後ろ寄りに変わって、スタイリッシュになりました。並びが変わって、後や横を照らすみたいな形に変わったんで、光り方が凄く格好良くなったと感じます。これは乗ってみるとより分かりやすいです。

--ありがとうございます。
それでは「内装」についての変化についてもお聞かせいただけますか?

光實

見た目的にも性能的にも一番大きく変わった点は「サイドディスプレイ」が付いたことですね。後は「インストルメント・ディスプレイ」が色々と変更できるようになって便利になった点ですね。岡部くんが先に言ってくれたような機密性もアップしてますね。

岡部

このモデルからだと思っているんですけど、ディスプレイやボタンのスイッチとかが全部ドライバー向きになりましたよね。横の画面とか全部ドライバー向きになっているから、運転席からボタン操作が格段にしやすくなったと思います。スイッチ類のデザインも、従来モデルと比べて絵柄が追加されて見やすくなってますよね。

光實

あ、確かにそうだね。今までスイッチの名前がローマ字表記だけだったのが、絵柄がちょっとプラスされて「これはこんな機能だよ」っていうのが直感的に分かりやすくなりました。

--アイコンみたいな感じですね。スイッチ周りの設計についてもドライバー目線から見て操作しやすくなっているんでしょうか?

岡部

そうですね。視覚的な要素で、今までメーターをいじる時にはボタンの上下で設定していたんですけど、ボタンが上下に動かせるって、ぱっと見わからないじゃないですか。他には押し込んで決定とかもあるんですけど。今回の新型では「+/−」表記に変わって、どちらが上で下っていうのが分かりやすくなりましたし、決定ボタンも真ん中に配置されて、操作感が一般的な感覚に近くなりましたね。

--より直感的になったんですね。

光實

そうです、そうです。納車説明の際に、各ボタンの説明を1つずつお話させていただくんですけど、それってその場にいる1人の方にしかお伝えできないので、例えば別の方が乗る時にでも、後から見て直感的に何のボタンか分かるって大事だなと思います。

--ボタンだけでもたくさんの数が配置されてますし、直感的な分かりやすさって大切ですよね。
それでは、最後の質問になるんですが「機能性」について、今回の新型モデルは旧型と比較して、どのように向上されたか教えてください。

光實

従来モデルもディスプレイがあるにはあったんですけど、埋め込み式ですごく小さかったんです。それが「サイドディスプレイ」が搭載されたことによって、圧倒的に見やすくなったと感じます。運転中に確認するものになりますからね、大きく見やすいに越したことはないです。
あとはあれですね「ダイナミック・ステアリングのカスタマイズ」機能かな。

杉村

今回のモデルの「ダイナミック・ステアリング」がパーソナル設定の微調整が可能になったのは、やはり大きい変化ですね。軽さだけならこれまでのモデルでも十分軽くはあったんですけど。ただ「軽いのが良い」というだけでなく、ドライバーの好みや感覚によって調整できるということで、操作性は格段に上がってますね。
あとはカメラもですね。カメラとモニターによる視認性の向上は、操作性に繋がっていると思います。

--このダイナミック・ステアリングのカスタム機能と、カメラディスプレイの視認のしやすさ、というのが今回のモデルでの大きく変わった点なんですね。

光實

そうですね。今回の欧州ミラーへの変更も「カメラで視野を確保する」っていうのが前提にあってこその変更ですね。

岡部

ダイナミック・ステアリングのパーソナルな設定も、音楽とかのイコライザーの設定みたいに、凄く見やすいんです。バーを動かして、細かな調整がすぐできて…僕もちょっと触ってみたことがあるんですけど、分かりやすくて操作しやすかったですね。

--岡部さんは整備もされるということなので、整備士目線から見た旧型と新型の違いについてお聞かせいただけますか?

岡部

そうですね…見ていて思うのは安全性とかその辺りのセンサー等が増えた分、従来モデルよりも中にコード類とか配線がキュッと詰まってるなぁと感じますね。表側からはパッと見分からないんですが、ドライバーを守るための安全性の強化がしっかりした造りになっているなと。見た目の格好良さは勿論ですけど、性能や操作性に至るまで細かなところまで考えてバージョンアップした、本当に良い車両だと思います。

インタビューを受けている様子

--ありがとうございます。

それでは光實さんから、営業目線から見た今回のモデルでの注目ポイントなど、お客様に説明する際に伝えたいことを教えていただけますか?

光實

ボルボ・トラック初導入の方でしたら、まずはボルボ・トラックの良さからお伝えするんですけど。既に従来モデルを使っていて新型に切り替えられる方には、欧州ミラー標準装備化やカメラ性能の向上とか、他にはディスプレイの性能向上をしっかりお伝えしたいですね。
あとはアダプティブ・ハイ・ビームやグリル塗装といった、従来モデルからの変更点を前面にお話させていただきますね。特に欧州ミラーは前モデルから「変更してくれ」という声が多く挙がっていたんです。ただそれを変更するのも結構な費用がかかってしまうので…それでも「変更したい」と言われる方も多かったので、今回の標準装備はドライバーさんにとっても嬉しい情報じゃないかなって思います。

インタビューを受けている様子

--ありがとうございます。

それでは最後に、杉村さんから今回の新型FHひいてはボルボ・トラックについて、こういった方に是非乗っていただきたいとかメッセージがあればお聞かせいただけますか?

杉村

ボルボ・トラックは国産車とは全く違う造りになっているので、日本では必要ないけど海外ではこういう安全面が必要なんだというような、異なる点を愉しめるのもボルボの一つの魅力ですね。考え方…要は最初のスタート地点から異なっているので、全く違うものだという感じを体験して愉しんでもらえると、私たちディーラーからしてみても嬉しいですね。何より「ドライバーファースト」の想いに基づいて造られたトラックになっていますので、その部分でやはりドライバーを守ることや、疲労軽減させるという質の高いトラックだと、自信を持ってお伝えしていきたいですね。

インタビューを受けている様子

--ボルボ・トラック新型FHの魅力をたっぷり教えていただいて、ありがとうございました!

※一部画像は欧州仕様モデルのものとなり、日本仕様と異なる場合があります。